自分の肌を知ろう 肌の構造②

前回に引き続き、肌の構造についてお話します。

今回は「真皮」についてです。


真皮は表皮の内側にあり、その厚みは約2mm程度です。

肌組織の大部分を占める真皮は、たくさんの成分で構成されます。

 コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、線維芽細胞、血管、リンパ管、汗腺など


コラーゲンは繊維状のタンパク質で、アミノ酸の鎖3本がらせん状に絡み合う構造をとり、肌にハリや弾力を与えます。

ヒアルロン酸はムコ多糖類という、保水力に優れたゼリー状の成分です。コラーゲンの間を満たすことでクッションの役割をしています。

そして、繊維状のタンパク質であるエラスチンが加わり、肌を支えて形やハリ、弾力などを保っています。


これら真皮の構成成分を生み出す細胞が「線維芽細胞」です。

健康的な肌を維持するために大切な線維芽細胞ですが、年齢など様々な要因で数の減少や質の低下がみられます。

肌の内側でより多くのコラーゲンやヒアルロン酸などを生み出すために、最近では繊維芽細胞の機能を高めるための研究がとても注目されています。

生み出す力も大切ですが、今ある成分を維持することも大切です。

コラーゲン繊維は、日々の暮らしの中で「酸化」や「糖化」を始めとしたダメージを受けて劣化・変性し、老化が加速していきます。

肌の透明感が失われたり、シワやくすみ、シミなどの原因になるので、ダメージを防ぐための心掛けが大切になります。

酸化や糖化については、また詳しくお話したいと思います。



今日の心を癒すお供☻

友達からの頂きもので、泡で出てくるムースタイプのボディークリーム!

バラのホイップ泡に心躍り、肌にすーっと浸透して潤います。

朝出かける前にお腹や胸のあたりになじませると、1日ふんわりいい香りが続きますよ♩

基礎医学系大学院生の「忙しくても自分らしく美しく」

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